宝石の魅力
それは人の運命をも狂わせる力を秘めているのかもしれない。
「ブルーダイヤモンド」などは世界の高貴な人々はこぞって欲しがった。
フランス革命の犠牲になったマリー・アントワネットも一時期このブルーダイヤモンド所有していたようだ。
この不幸のどん底へと突き落とすという曰くつきの「ブルーダイヤモンド」であるが、この後も所有者が破産したり、謎の死を遂げたりと不幸続きになる。
現在ではスミアニソン博物館に寄贈され、所有者無しという形になっている。
所有者がないということで、現在は誰も不幸な目に遭っている人はいないようだ。
このダイヤモンド、「ホープダイヤモンド」と名付けられ、1分以上紫外線を当てると赤い光を放つ。
そもそもダイヤモンドとは炭素の結晶で、無色透明がダイヤモンドの特徴である。
しかしこのダイヤモンドは青い光を発している。
その成分は「ホウ素」であることが明らかにされたが、なぜダイヤモンドが生成されるときに不純物が混ざったのかは明らかにされていない。
ホープダイヤモンドは45.50カラットで現在は周りに無色のダイヤモンドをあしらわれ、ネックレス状に加工されている。
しかし当初ホープダイヤモンドが発見されたときの大きさは279カラットだったといわれている。
つまりこのダイヤモンドは所有者が変わる内に、そのたびにその所有者の好む形に研磨されていったのだが、それにしても小さくなり過ぎではないだろうか?
ダイヤモンドの質を決める3つのポイントは①大きさ②カット③透明度である。
ダイヤの原石を研磨すると確かに小さくなるが、279→45.50は小さくなり過ぎである。
すなわち噂によると、ブルーダイヤモンドの破片がどこかに割れてしまった?という説があるのだ。
ホープダイヤモンドはこれまでたくさんの所有者を不幸に陥れてきたが、もしかしたらその片割れもあるのかもしれないのだ。
このようにホープダイヤモンドの不幸伝説はあまりにも有名であるが、現在でもパワーストーンなどを身に付けている人が多いのではないだろうか?
私の周りでも「パワーストーンが急にちぎれた後、電車が遅延し帰れなくなった」という話を聞いたことがある。
不吉は予感というものは、そもそも人間が予知できるのかできないのかはわからないが、「石」という神秘的な媒体を通すことによって、何か人間の力を越えたパワーを感知できるようになるのかもしれない。
石の神秘はまことに不思議なものである。