活動と生命力、活気にあふれた命の赤に
赤色というのは人によって受け止め方が違うと思うが、赤というイメージをまず一番にあげるとするなら、「血」の色だろうか。でも、血の色が赤だなんてどうして想像してしまうのか。
採血をした自分の血の色を見たことはあるだろうか。暗赤色をして赤とは言えない紅。しかし、その血を水に一滴でも浸すとその血はまさに鮮紅色の赤になる。だが、赤の色が血の色だとすればあまりいいイメージではないのではないだろうか。
血イメージだなんて。しかし私は赤が好きだ。それは、自分の本来の色であるからかもしれない。
人は赤の空間にいると落ち着くことができないといわれるらしいが、私は赤の空間にいても別に大きな影響を受けることなく私自身はその空間にいることが自分自身のものとして受け入れられている。むしろ私の部屋は赤色が多い。私にとって赤という色は安心感を与えるらしい。
でも、赤は動を表す色のため、本来は活気にあふれ熱血で行動力のある色だ。それとは別に青は真逆のイメージで静を表し冷静さ、冷たさ、優しさを表す色で落ち着きたい時には赤より青の方が最適といえば最適なのである。
赤のイメージの中で表す宝石はルビーで、その中でも私はピジョンブラットというルビーの中でも最高の物とされる石だ。
私がピジョンブラットを見たのは本当に偶然で、まさに同じピジョンブラットとはいえ見ることはできないだろうという色だった。
まさに「鳩の血」と言われるがごとく、赤く鮮紅色をしていた。その色に惹かれて石を深く覗きこむとその中にまるで炎が揺れているようなそんな色だった。過去に一度だけ見た石なのにあの石だけは忘れられない。
あの石がもう一度見たくて、ピジョンブラットを集めてもらった事があったが同じピジョンブラットとついても似て非なる石だった。さすが天然石といえるもので、同じ色など滅多に存在しないのだと思い知らされた時だった。
集められた最高峰のルビーはそのどれもが美しく透明度が高かったが赤というよりはピンクの色味が強かった。
この色ではないのだよ、もっと赤い鮮やかな赤だけどとは説明はするが、赤は赤でも多くの色が混在しどれが私の指示している赤なのかなんてわかりはしない。
それに天然石同じものは手に入ることはない。しかし、もう一度あの赤が見てみたかったのだ。活力に満ち炎を宿したような血の色のように鮮紅色をした赤に。
いつかはもう一度見ることはかなうだろうか。私が愛してやまないあの赤色に。